根保証とは
根保証とは
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根保証というちょっと一般的に聞かない制度について知っておかないと人生が崩壊するのでよく理解しておいて下さい。わかりづらいので最初に例を出して説明していきます。
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ある日のこと、友達のAから
「500万円の連帯保証人になってよ」
と言われました。

あなたはAが必死なのと、
Aのことが好きでいいところを見せたかったので
まあ問題は起きないだろうと楽観視して
契約書の中身を見ないで保証人の欄に署名をしました。
~半年後~
あなたの家に借金取りが現れ、
「おい!Aの500万の借金のうち300万円払えないからお前が払え!」
と怒鳴り込んできました。
Aに連絡を取ろうとしても連絡が取れず、
借金取りにもある程度の抵抗はしましたが、
契約書に自分の名前を書いた以上は
法的にもあなたは助けられることはありません。

しぶしぶ車を買うために貯金していた300万円を支払い、借金を全て精算しました。
~1年後~
あなたの家に借金取りが現れ、
「おい!Aがまた借りた500万の借金のうち400万円払えないからお前が払え!」
と怒鳴り込んできました。
あなたは
「え?もう300万円払って借金は全て精算した。300万円の領収書もあんたからもらっている」と反論しました。
しかし、借金取りはこう言いました。
「お前はAの根保証で連帯保証人をしているんだぞ!意味わからないこと言うな!」
あなたは
「え?根保証ってなんだよ?意味わからないのはあんただ!」と言いました。

根保証とは、
一定の金額内(極度額と言います)で発生した債権を何度でも保証するという契約です。
つまり、Aが根保証契約で500万円を極度額として契約した場合、
500万円以下の借金なら何度でもあなたは保証しなくてはいけません。
たとえ、借金を全て返済しても根保証契約は無くなるわけではありません。
半年前に300万円返済して借金の額は0円になりましたが、根保証契約は終わっていないので、
Aはひそかに極度額内の500万円をまた借りて、
100万円だけ返済してまた行方をくらましました。
あらたに発生した借金も根保証契約の極度額内になっているので、Aが400万円払わない以上はあなたが保証しないといけません。
根保証契約を終わらせるには、
・元本確定請求をしてから2週間後
・根保証契約時から3年経過
することで通常の保証人の契約に戻ります。
この根保証というのは元々は
何回も借り入れをすることが前提の仕事で
借金を返済する度に毎回毎回契約書を書き直して
保証人の契約をしないといけないという手間があったため、それを楽にしようということで設けられた制度です。
その制度を悪用したパターンが上の例になります。
とにかく「根保証」という言葉を見たり聞いたりした場合、絶対に自分はかかわってはいけないんだな、
ということだけ覚えておいて下さい。
制度の内容を理解しなくても、
それだけ覚えておけば十分です。
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その他、借金をする前に
知っておきたい基本的なことは
「借金の基本的なこと」
のページに戻って参照して下さい。
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