複利とは
複利とは
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複利についての仕組みと例を交えながらその怖さについて説明します。
借金するときの最も重要で基本的なことになるのでよく見ておいて下さい。
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年利17%で100万円借りたお金を踏み倒そうとして、
各地を転々とし、
お金を返す返事をしないで9年間放置していたとします。
相手からも支払いの督促(とくそく)も無く、
相手も自分を見つけられずに諦めたのかなと思っていると、
9年目に突然貸し手が現れて、
「あなたの借りたお金415万円返して下さい」
と言われました。
利息を放置しておくと、
元本に利息が組み込まれ、
元々利息だった金額にも利息がかかるようになります。
これを複利と言います。
つまり、410万円にもなってしまった
魔法のような計算は以下のようになっています。
1年目 100万円×17%=利息17万円
2年目 117万円×17%=利息19.9万円
3年目 138.9万円×17%=利息23.2万円
4年目 162万円×17%=利息27.5万円
5年目 189.5万円×17%=利息32.2万円
6年目 221.7万円×17%=利息37.6万円
7年目 259.3万円×17%=利息44万円
8年目 303.4万円×17%=利息51.5万円
9年目 354.9万円×17%=利息60.3万円
合計 元本355万円+利息60万円=415万円
借りた100万円は9年目では
元本355万円+利息60万円まで膨れ上がってます。
そこから観念してまじめに返済をしていこうと考えても
毎年元金355万円×17%=利息60万円が発生しますので、
月あたり5万円の利息を払う計算となるでしょう。
定職にもつかずふらふら各地を転々としていたため、
非正規雇用で毎月の給料の手取りが15万円です。
家賃が5万円
水道光熱費インフラ代2万円
食費3万円
をさし引くと、
残りのお金は5万円。
この5万円が毎月の利息の支払いに消えます。
利息5万円を払い続けて1年。
「ふぅ~毎月5万も払ってるんだ。結構借金も減っただろ」
と思っていると、元本355万円は1円も減っておらず、
また次の年に60万円の利息が発生していました。
1年間最低限の出費に抑え、
趣味なども全て我慢して貯金も出来ずに
毎月5万円払っていたのに、
その次の年も利息60万円を請求されてしまいました。
ここまで来ると、
利息の支払いだけで1年を終え、
元本が全く減らないので、
実質人生が詰んでいる状態と言えます。
これは空想の話ではなく、
世の中には身から出た錆とは言え、
無知が原因でこういう状況になっている人が
たくさんいます。
利息を払うだけの、
贅沢も何も許されない人生です。
人生やり直せるかやり直せないかのラインは、
一般的に借金200万円と言われています。
200万円だと、
200万円×17%=34万円
利息34万円÷12か月=2.8万円
利息分は毎月2.8万円。
それに加えて元本を返済しないといけないですから、
さらに月2万円程度を返さないと借金は減っていきません。
つまり、借金200万円の時に、
月5万円返していく生活で、
大体6年くらいで返せるでしょう。
しかし、その6年間の間、
贅沢は一切許されませんが。
普通の人間だったらまず無理ですね。
借金の複利の怖さはこれで理解できたと思います。
闇金などになると、
年利29%など利息制限法を大きく超えた利率で
金額を請求してきますので注意して下さい。
以下は、実際に複利で大きな借金に育てられているのに気付いていない人の例です。
二年前に借金しました。
二社で90万ほどで、返済してません。
二年も滞納しています。
住民表も新しいところに移して連絡を取ろうと思えば取れるのに一年半たちます。
手紙も電話もまったく来ません。
親にも連絡来てないみたいなんですが
返すのは自分なんでもう関係ないんですかね。
上の実際の例はまだ2年目なので、
あえて放置しているパターンです。
そして、9年目になると取り立てに現れて、
複利で膨れ上がった借金を回収しに来ます。
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その他、借金をする前に
知っておきたい基本的なことは
「借金の基本的なこと」
のページに戻って参照して下さい。
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